Metamorphose 2010 その2

前回の続きでーす。


グランドマスター・フラッシュ
ルナーへの行き方が変わらず若干右往左往。地図の改善を求めたい。向かう道のところどころに小さいDJブースや電飾があっていい感じ。肝心の GMFは盛り上げ係のMCが1人だけというシンプルな編成。いなたいスクラッチが貫録を感じさせるも体育館だからか妙に音がモコモコしてて残 念なことに。


■Dubfire
こちらもダーク且つ繊細なトラックがこもってしまってイマイチに。全体的にルナーは厳しめ?同行者によるとデリックメイはかなり良かったって ことだったけど。


■X-102
ガガ・・・コチラx-102。クルーハ2名、じぇふ・みるずトまっど・まいく。コレカラ木星ニムカッテ宇宙船デ出発。ドン・ドン・ドン・ド ン・・・航路ハ概ネ良好。ドン・ドン・ドン・ドン・・・ガーー、ギュル。デブリ宇宙ゴミ)発生ノタメ視界不良。ガガガー、ドッチドッチドッ チ。安定シテキタ模様。イツノ間ニカ目的地ニ近付イテキタヨウダ。ドン・ドン・ドン・ドン・・・。目的地トウチャク。シュワーー。コレカラ帰 路ニ着ク。高速わーぷ、ギュギュギュワーン。ドン・ドン・ドン・ドン・・・・・・無事任務完了・・・「X-102」・・じ・えんど。
という感じの一大スペース・オデッセイ。デトロイト経由宇宙行き。ありえへんところに設置されたDJブースと宇宙感溢れる映像、そして音は 狂ってると一言で言うと最高でした、マジで。


■Larry Heard
X-102の興奮の後にメローで哀愁漂うラリー・ハードのハウスは心地よい。友達とこの時間帯じゃなかったら踊ってるよねと言いながら流石に 疲れてバナナシェイクを飲みながら空を見る。ライトがピカピカ光っているけど星も見える。
とても眠いので就寝。4:00を過ぎていた。7:00に携帯のアラームをセット。


七尾旅人
朝は結構寒く寝袋持っていなかったから寒さで起床。なんとセットした時間の2分前。プラネットまで行くと既に人がいっぱいで電気の「虹」を やってたよ。それからはひたすら七尾旅人ワールド炸裂してた。弾き語りなのに妙なパワーが充満してる「シャッター通り商店街のマイルス・デイ ヴィス」。オカマ解釈が最高なルー・リードカヴァー「ワイルドサイドを歩け」などなど・・。僕はモーリッツが見たかったのでドリアンが来たく らいで中座したけどそのあとすぐにやけのはらが来て「Rollin' Rollin'」やったり最後に勝井祐二がジョインしたりと羨ましい展開だったみたい。モーリッツに行ったことを露とも後悔してませんが。


Moritz Von Oswald Trio
午前7時のモーリッツはどう考えても反則でしょう。日差しと暑さのせいでパーカッション担当のサンエレクトリックが一寸ダラっとしてる のも一興、そのおかげで何とも言えない酩酊したようなグルーヴが生まれてダブ・ミニマル好きには堪らない(笑)。時折思い出したように差し込 まれる『アガルタ』でのマイルスのトランペットのような効果を産むモーリッツのキーボードも合わさりなんとも言えない境地へ。もはや太陽のせ いで殺人が起こってしまう雰囲気(嘘)。次第に強烈に踊ってる人とボーっと立ってるだけの人に分かれていくという微妙なエンディング。僕はこ のイベントで最高の盛り上がり。ライムジュースを大量に入れたコロナビールがとても美味かった。サンキューモーリッツ、人出は完全に七尾旅人 に軍配だったと思うけど、最高だったよ。


というわけで10分でテントを畳み沼津の友人宅に戻りシャワーを借りて地魚の寿司(うまし)でおなかいっぱいになって東京に帰りました。いやーフジの大仰さに比べてコンパクトで楽しいイベントだった。たまにはこういうのもいいですね。