浅草の服屋と音楽

最近はというとボブ・ディランZepp Tokyo、Nuis Nanuuk/MAS/テニスコーツなど@青山CAY、チャリチャリさん@AIRなど行ったんですが全く感想が書けなかった。。
日曜は大友良英さんダブル・オーケストラ@吾妻橋アートスクエアへ行ってきました。

久し振りの浅草だったいうんで雷門〜浅草寺(改装中)へ行くという観光仕様。途中外人に道を聞かれたけどまともに答えられない自分が恥ずかしい。。落ち着いたら英語習いに行こうっと。で相方が行きたいと言ってたミュージシャンの溜まり場?The Three Robbersという洋服屋へ行ったんだけどここ良かったなあ。
35Summers系の別注+古着+雑貨+Anatomica+ミュージシャングッズ+猫(売ってません)という謎のセレクト。テイストとしては僕の敬愛する吉祥寺ソフツさんからモード+カオス感を引いて業界臭を足した感じかな。2年前に廃盤になってしまってそれ以来探してたモンベルのダウンショーツがまさかの新品販売!しかもスクエア→ダイヤモンドカットへ変更、ヒップ部分の素材切りかえしなどなど微妙に別注がかかっているという・・。もれなく購入してしまいました。お店主の方も非常に良い方で色んな面白話を拝聴しました。しかし浅草でアナトミカ買えるか〜&洋服に散財してしまうとは。また行こっと。

吾妻橋からは半分くらいからのスカイツリーが見えアサヒのビルと一緒に杉本博司風に写真撮影しつつ会場へ移動。


90'sダイニングバーの様なバブリィな会場には客席と演奏台が楕円状に半々。客席の合間に指揮のための台が設置され非常に演奏側と距離が近い配置でした。

最初は大友さんひとりで指揮。ルールは巨大コブラといった風情で「白」「赤」「黄」など書いてある色紙で楽器を指定、指の数で音の長さを(うろ覚えだけど2本で持続音、グーで不協音など?)、両手の開きで音階と音量(タテに開くと音量を、ヨコに開くと音階を)を指示しているようでした。初めてでルールがイマイチ分からないながらも音楽とハプニングが同時にやって来るオープニングにワクワク。
その後は大友さん+近藤さん、大友さん+飴屋さん、oLaibiさん+芳垣さん、Sachiko Mさん+oLaibiさんといったオーケストラを中央で割って2人のコンダクトでの演奏。当然1人と2人では鳴る音が違くてダブルオーケストラの本領発揮か?当然別々の演奏+タイム感でオーネットの『Free Jazz』を思い出したんだけど、意図しないズレというよりも指揮者同士の関連性が面白かったな。指揮者の個人的にはoLaibiさん+芳垣さんという打楽器奏者同士ならではのパーカッションを活かした演奏が良かった。それから何と言っても80人以上の大所帯なのでダイナミックレンジが広く迫力がありますね。位置的にかなり右端の方に居たのでどうしても片側のオーケストラの音が強かったんだけど、中央部にいたらまた印象違ったんだろうな。

演奏者のスキルとセンスが問われるコブラと違って指揮者/プロンプターに良い意味でも悪い意味でも左右される形式という感想。音楽のテーマを考え奏者をランダムに選んでいく様は指揮というよりキュレートといったほうが相応しい気も。ただやはりプロの演奏家に対しアマチュアの方の比率が多く瞬時にオーケストラを牽引するようなアイディア/リフ的なものが出にくいため、どの回も似たり寄ったりになってしまうのが残念。かといってプロの方ばかりがキーとなるような形だとコンセプトにそぐわなくなる気も。難しいですね。この辺はルールの改変とともに改良されていくのでしょう。

期待してます。大友さん!

Cobra

Cobra

Free Jazz

Free Jazz