[books]電子書籍の未来

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

今さらながら佐々木俊尚さん『電子書籍の衝撃』読了。文中にでてくる電子出版の未来モデルにはバリバリ既視感があるけど、同書自体が書物(の歴史)という豊潤なDBにアクセスする入り口のように感じるのは佐々木さんの軽妙な語り口と巧妙な構成に拠る所が大きいと思う。良書です。出版業界の末端にいる人間としては身につまされる事が多い。間違いなく向い先はこっち(電子書籍)ですよ。それにしても原雅明さん『音楽から解き放たれるために ─21世紀のサウンド・リサイクル』への言及というか論拠となっている点は驚き。ゼロ年代的思考は横断し、リンクしてるのね。


こっちも俄然、面白いっすよ。

音楽から解き放たれるために? ──21世紀のサウンド・リサイクル

音楽から解き放たれるために? ──21世紀のサウンド・リサイクル