JAM朝霧

RyoTheLukewater2007-10-11


朝霧JAMでした。以下時系列にレポートをば。
朝7時前に起きて出発→連休初日の渋滞に巻き込まれつつも3時頃になんとか到着。予想以上に時間がかかってしまったのだ。やはり途中に御殿場アウトレットやら富士急ハイランドやら富士五湖などなどがあれば。。。結果キャンプサイトが粗方埋まってて右往左往。キャンプサイトは入口に近い方からA〜Pあって、我々は「O」のとこに何とか場所を確保。ふぅ、と早くも疲れていたら雲が切れて富士山が。予想以上に近くて結構感動。でテントから近い方の「MOON SHINE STAGE」に移動してさらに感激。素晴らしいロケーション(写真)。分かりますか、火口辺りが夕日を浴びて赤く染まってるんです!早くもこのフェスティバルを気に入ってしまい、来年も来ることに決定。
で、THE PNUMA TRIOを見ながらビール&メシ。殆ど覚えてません。というか前日に深酒&寝不足&完全二日酔で体調サイアクだったため、この日の前半は記憶が途切れ途切れだった・・・
RAINBOW STAGE(このステージもビューティホー)に移動し、激しい演奏に付いて行けなかったMALAJUBEの後、ハナレグミのライブを鑑賞。長引くセッテッティングにイラつくも最初にやった「オンタイム」という曲が大らかで良くて溜飲を下げる。ハナレグミ、ちゃんと見たのは初めてだったけど予想通りオーガニックな演奏で朝霧にぴったりだったんではないでしょうか。FISHMANS「WALKING IN THE RYTHEM」のカバーはヴォーカル2倍速になってたり結構微妙だったけどね。
この頃時刻は19時過ぎ。朝霧は日が落ちると本当に寒い。寒い寒いと聞いてはいたんだけどこの季節でこれかよ。スウェットのパーカを着てたんだけど我慢できなくなってテントへ戻りズボンの下にタイツ、バーカの上にスノボジャケットを着込む。うーん丁度良い。これって真冬の格好っすよ、シンジラレナイ。
BOYS NOISEの下品(褒め言葉です)なプレイを聞きながら歩きでっかいステージに戻ったらTHE BAYSの演奏が始まってた。エレクトロニック+ドラム、ベースで、その音楽はさながらロックに振れてないブンブンサテライツの様。カッコいいんだけど20分くらいで飽きた。いつもなら勢いで踊ってるところなのに・・・、体調が。。最後のほうはドラムンみたいになってた気がする。好みなのにな。
でRAINBOW STAGEトリのTHE CORNELIUS GROUPサマソニに引き続き今年2回目だ。映像も含めて完成度は高いと思うんだけどいつもイマイチ引き込まれないんだよな。ライブだとCDで感じられるマニアックな音の良さも無いし。今回も例に漏れずあんまり盛り上がれずPOINTの曲が終わった辺りで退散してMOON SHINE STAGEのHEXSTATICへ。
いやーこれが凄く良かった。今回の個人的ベストアクトです。何といえばいいのか、エレクトロクラッシュでマッシュアップで、家では全く聴かないような種類のやつなんだけど(笑)、メチャメチャ燃えた。もう同じ阿呆なら踊らにゃ損々損、てな感じなヴァイブが周りに溢れてて危ない危ない。映像担当のメンバーが居なかったんだけどヴィジュアルも良かった。そして2回目くらいのアンコールのとき、最後ヴァン・へイレン「JUMP」が2音だけ鳴ったのには笑った。体調の悪さを吹き飛ばしてくれたHEXATATICには感謝です。
調子も良くなったので、おろしたてのプリムスガスバーナーとコッヘルで予め買っておいた「ナガラ食品」のもつ鍋を暖めナガラ同行者の帰りを待つ。その他ベーコンや焼き鳥の缶詰なんかも炒めて酒の肴に。イイカンジに酔っ払う。火が使えるって、いいね。BBQセットを苦労して持ってくる人の気持ちが分かったよ。一応トリ終了後はでかい音出しちゃいけないみたいなんだけどそこかしこで聴こえたぜ、ジャンベその他のセッションが。みんな元気だ。ライブよりもこういう時間が朝霧の醍醐味なのかも、などと思う深夜2時過ぎ。


予想通り酒が残った2日目。9時頃に起床。だけどめげずに水を汲みに行き、バーナーでお湯を沸かし念願だったカップラーメンを食す。僕が選んだのは豚骨ラーメンこってり系 笑。朝からヘビーだ、が旨し。素晴らしい景色の中食べるカップラーメンは至福。
そんなこんなでゆったりしつつ、ステージに向かうとキセルが演奏中。英語標記(KICELL)だと全くわかんないね。女の子が好きそうな音(偏見?)。朝は天気が良く富士山に向かい思わず合掌。客も寝っころがったり紐の付いた玉(何て言うの?)を回してたりガンぎまってたり思い思いの過ごし方をしてる。緩くていいな。
続いては楽しみしてたPARA。聴いてたら頭にハテナがいっぱいになる複雑なリズム、凄く長い拍子(十何拍子とか?)に思わずニンマリ。つんのめりながら踊る。複雑だけど全部理詰めで割り切れそうなところがバトルスと親和性あるかも、なんて思う。山本精一さんが「前回は土砂降りで、俺達がやると天気が悪くなる」と言ってたら本当に天気が悪くなったのはご愛嬌。素晴らしいステージでした。11月UNITのライブ行くかも。
その後メシを食いつつOZOMATLIで寝つつSOULIVE。流石の試合巧者ぷりだがあまりグッと来ずに3曲位聴いたところでMOON SHINE STAGEに移動。いつの間にかヴォーカルが居るのは驚いた。
MOON SHINEではこれまた楽しみにしてたFRIDGE。思ったよりもしっかりしたドラム&ベースに浮遊感溢れるキエラン・ヘブデンのギターとエレクトロニクスが乗るという寸法。結構フィジカルの強いロックなのにイマイチ乗りきれないのは全く破綻が訪れないからか。イメージとしてはバトルスの曲をフランス人がやっているという感じで、そのココロはツルツルでフックがあまり無くどことなく上品な雰囲気すらあるということ。と思ったら最後の最後でギターが爆発した。。で終わってみればなかなか良いライブだった気がする。
その後 KODAMA KAZUFUMI with 1945 a.k.a KURANAKAの貫禄のダブで少し踊った後テントを畳みにキャンプサイトに戻る。なんでこんな中途半端な時間かというとライブ終了後すぐ会場を出なければならないため、事前に荷物を整理する必要があるんですね。僕らは5時過ぎくらいから片付け始めたんですが、もう殆ど周りにテントが無かった。ノマドか俺らは。夜終わるのが早かったり意外と時間がタイトだぞ朝霧JAM。荷物を引き摺りながらRAINBOW STAGEに移動するとOverground Acoustic Undergroundがライブやってた。お、トシロウだ。なんかポーグスみたいな曲があるな・・。ライブ終了後駐車場に向かうシャトルバス待ちの長蛇の列。読んで字の如し長いヘビのようだった、行列が。その時間1時間半、寒くて酒飲みゃトイレに並んでたんで合計3時間半くらいは行列に参加してたことになりますな。こりゃ来年はオーバーナイトチケット取らないとつらいっすな。
というわけで疲れ果てて1時半過ぎに帰宅したんだけどいい休日でした。上にも書いたけどベストアクトはHexstaticとプリムスガスバーナーちゃんです。