先週末の出来事

金、Moools祭り@渋谷O-nestへ。久々のモールス祭りでした。3ヶ月連続の最終回。ちなみに今回は「モールス焼き」焼いてなかったです。仕事が押してトップのにせんねんもんだいは見れず。残念。Orge Your Assholeのスタートには間に合いました。
2回目だったオーガ。演奏上手いし、曲にフックもあるし、知ってる曲もある、けど何なんでしょう全然興奮するものが無かった。よく言えば万人受けする感じ。つまりフツーでも演奏に破綻が無かった。個人的に所謂ロックのフォーマットに倦んできたっていうモード的なものもあるけど。
しかしそこは流石にモールス、素晴らしかった。色々な所に破綻を来しまくっているそのスタイルはK所属やその他アメリカンインディーのアーティストに見受けられる掃き溜めに鶴、的な素晴らしさを湛えていると同時に、3号前くらいのremix誌に七尾旅人が寄稿していたという「ポッケにロック、ロック石ころ、コレさえあれば何でも出来る」(ECD「ポッケにロック」)が示しているアティチュードとしてのロック感がビンビンに放出されていました(特に、というかほとんどVo酒井氏)。
3回中の3回目ということで?、あまり最近の曲をやらずに昔の曲〜今レコーティングしているアルバム収録の新曲が多かった。けれどもお構いなしに面白かった。Orgeよりも明らかに客が少なかったけれども。彼の喋りと歌はもの凄く過小評価されていると思います。i-Podで聴くと飛ばすことの多い「温床の都」が圧倒的で、好きな曲になりました。帰りに物販で「KONEKO CARENDAR」と書いてあるTシャツ(2,000円)を買ってご満悦。

background music easy listening

background music easy listening

Tシャツの柄?「子猫カレンダー」収録。
モチーフ返し

モチーフ返し

名曲「分水嶺」「バイトやめると言ってきな」、今回のハイライト「温床の都」入り。


土、床屋で幅の広いモヒカンにしました。周りの評判は上々。職場ではかなりビミョー。


日、行こう行こうと思っていた「純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代 機能主義デザイン再考」@府中市美術館へ。

会期ギリギリにならないと腰が上がらないのがダメなところ。アントワープ6展は終わっちゃってるし。しかし知らない所でバスに乗るとだいぶ不安になります。結構複雑で乗る前にかなり綿密に調べてしまった(結局、美術館までは歩いて行ける位の距離でした)。
そしてディーター・ラムス、これだけのプロダクトをまとめて見ることができて、バウハウス〜(ワイマール・デッサウ)〜ウルム造形大学という系譜の人、っていうのが如実にわかりました。ただ、機能主義一辺倒ってわけじゃなく、アウトプットはフェミニンさもあるミース的なデザインかな、とも思いますが。今まではヴィンテージショップに売られるドライヤーやライターくらいしか実物を見たことが無かったのだけど、ラジオやレコードプレイヤー、オーディオなど中〜大型のプロダクトまでも全くブレが無くて素晴らしかったです。背面インターフェース部や工業製品ぽくなりがちなアンテナ、トーンアームまですっきりして美しかった。どっかの雑誌でエンツォ・マリが言っていました。「30年前から、私のデザインはMUJIだった」。ラムスも然り、「50年前からMUJIだった」。そしてかなり展覧会の図録が欲しかったのですが、売り切れとのこと。通販などで探すことにします。残念。
出口近くでビデオ上映されていた映像でソットサスもリスペクトを述べていました。曰く「その頃イタリアにはバウハウスやウルム造形大学があったドイツの様には、デザインの理論を体系的に学べなかった」(なのでその頃ラムス含むドイツ製品のデザインがイタリアに比べ先行していた(ちょっと違うかも))。これは嬉しかった。

そして久々の京王線で新宿L-Breathへ。先日のキャンプで見て欲しかったランタンスタンドを購入しました。

1.52kgだからまあまあ軽いのかな?しかし自転車で持って帰るのが辛かった。。