ブロッツフェスタ!

25日(木)に前週に引き続きSuper Deluxeへ。ペーター・ブロッツマン吹きまくり「ブロッツフェスタ2008」へ行ってきました。
3部構成で最初はブロッツマン×灰野敬二。のっけから濃いデュオ!SGメインの灰野さんは先週と打って変って抜き身の刃物、もしくは剣山のようだった。ブロッツマン、舐めてた訳じゃないけど予想以上に燃え上がるブロウ。凄いわ。クラリネットに持ち替えたら、打楽器&歌で応戦。静かなパートから、再びギターとサックスに持ち替え「ぶ・ち・こ・わ・す・だ・け」と歌いながら大音量のノイズをぶちまけこの日最初のピークに。今回も驚きました。


2部はブロッツマン+超人ニルセン・ラブ+八木美知依トリオ。八木さんの箏初めてみたけどピアノの弦を直接弾いてるみたいな音だったのは驚き。弓を使ってチェロの様な音を出したり弦にスティックを挿んでプリペアドみたいにしてました。おー面白い。超人ニルセン・ラブの手数とアタック音の凶暴さに驚きつつも何となく予定調和の世界。継続的なトリオってことで、逆に曲が綺麗にまとまり過ぎてたのが面白みにかけた要因かしら。まあただ初めのセットにヤラれ過ぎたから、ってだけかもだけど。。


最後は何とケン・ヴァンダーマーク+マッツ・グスタフソン+ブロッツマンのサックストリオ!この日MCだったマーク・ラパポートさん曰く「メンバーが凄すぎて、サックスしかいない」バンドだとか。最後の曲前ブロッツマンに「マイ・リトル・ブラザー」と呼び出された坂田明がゲスト参加してカルテットになってた。。うわ〜。
何とも言いようのないい凄い迫力でした。見た目的にはヴァンダーマーク、グスタフソンは完全軍人、もしくはK-1ファイター。そしてブロッツマンはへミングウェイまたはブルース・ウェバーだった。。サッカーで例えるとドログバとアドバデヨルとイブラヒモビッチがピッチ中央で仁王立ちしている様な・・。
音は完全に本物で、テーマの合唱も凄かったけど、個人的にヴァンダーマーク+ブロッツマンが同じようなフレーズを吹き、グスタフソンがバリトンサックスでバッキングぽい演奏してた曲がおどろおどろしい現代音楽、って感じで非常に良かったです。

しかし、ブロッツマン御大3セット吹きっぱなしってのは凄いな。現役バリバリじゃんか。悔やまれるのがICP!見たかった〜。

The Complete Machine Gun Sessions (1968)

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Immediate Sound

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