Killer Bong×富樫
- アーティスト: KILLER BONG
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2008/05/15
- メディア: CD
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僕が持ってるTOKYO、MOSCOWと基本は一緒。最早ヒップホップと言えないズブズブのダブサウンド。いや踊れますよ。音だけ聴けば好きな部類ですよ。
目の付け所は素晴らしい。
けれど、まあこれは当然といえば当然なんだけど文字通り富樫雅彦の音が単なる道具として扱われているのが、氏のストーリーや日本のジャズ史が好きな僕には寂しいし、アルバムで聴けるドラムの音やサンプリングのセレクトからもKボンがリズムなのか楽曲構造なのかそれともメロディ(それはないか。。)なのか富樫のどこをリスペクトしてるのかというところが見えてこない。
究極、富樫雅彦の音じゃなくていいじゃん、というような。
しかし、聴けば聴くほど、死体が墓場から無理やり掘り起こされて蘇生実験を施されたっていうような悲しさがある。その雰囲気まで狙っているんだったら凄いけども。
ソロアルバム『Scene』の音を使った『Murder Scene』(殺人現場)っていうのはマイナスの意味で言い得て妙的な。。