新大久保とは思えなかった

RyoTheLukewater2008-04-22


奇跡的、と言っていいのではないでしょうか。心のヒーロー、Spectrum a.k.a sonic boom(ex- Spacemen 3)のライブに行ってきました。

サマソニックに来る元相方(ジェイソン)やフジロックに来る元バンドメイト(ケヴィン・シールズ)とは全然サイズが違いますが、、やはり根強いファンがいる模様。Earthdomで行われた東京公演は完売御礼・当券無しでしたよ。以下雑感をば。


Astro (Hiroshi Hasegawa) + Junzo Suzuki + TOMO
途中入場。SUNN O)))あたりと近い暗黒ハードコア/ドローン。気合入ってるし音圧もあった。ここいわゆる正しいライブハウスの音っぽいな。


Nikkasen(田畑満(Zeni Geva/AMT),+Kelly Churko (Ossuary, Lethal Firetrap)+Cal Lyall (Tetragrammaton)+山本達久)
かなりソリッドなドラムと田畑さんの爆裂ギターと外人氏の変態サンプリング(ピックアップに電波出る小道具当ててビヨビヨいわせてた)が絡むプログレ?寄りの即興ノイズでかなりかっこよし。なにしろ大音量でスピーカーの目の前に居たら最終的に鼓膜が波型の音波に合わせてピヨピヨ言ってた・・。恐るべしNikkasen。


L?K?OL?K?O + U-zhaan
タブラ奏者との競演。異色というか若干浮いてた気も。アースダムじゃなくて外で聴きたかった気が。


Spectrum
久し振りにライブ始まる前ドキドキしてしまった。今回はSpectrumってことでバンドだと思ったらソロでした。もう40過ぎでしょ?若いな。ラグビー発祥の地ラグビー出身なだけあってラガーシャツで登場。どうやらステージ衣装ぽい。
機材は予想以上にシンプルというかショボいと言っていいほどのものでした。でもあのウニョウニョ・グネグネ・シュワシュワ音。

それにしても、クラフトワークとシルバーアップルズが聖歌隊に入ってドラッグやったらいつの間にかサン・ラーよろしく宇宙に居た、みたいな音楽性は予想通り。というかその音楽が相当の強度を獲得してて僕は感動してしまいました。主催者様に感謝の気持ちを禁じ得ません。ありがとうございました。

曲は最初3曲が新曲(多分)で、次がUndo the Taboo(自信無し)、でもう1曲シンプルな小曲やって(曲名分かりません)、最後長尺な曲(即興?)で本編終了。しかもアンコールは1曲目がSuicideのカヴァー?(Rock'n Roll is Killing My Lifeではなし)で2曲目がギター弾き語りでSpacemen 3「Transparent Radiation」だった・・。出来過ぎ。行かなかったら非常に後悔するところでした、マジで(ま、うそかまことか、また来年、と本人は言っていましたが)。
終了後も歓声鳴り止まず共演者達に促されてステージに立ったもののはにかみつつ「何も思い浮かばないよ」とおどけてみせるが、結局いっちゃん最初にやった曲を結構なロングバージョンで披露してくれた 笑。

ライブ終わったあと、ミーハーごころ丸出しでサインを貰ってしまいました(しかもEARのCDに・・・。家出る前ヒジョーに急いでたので)。。ソニック、いい人だった(はぁと)。



個人的ロックヒーローでライブ見たいのは、あとはニール・マイケル・ハガティ(飛行機嫌い)くらいだな。