サマソ日記

RyoTheLukewater2007-08-14


日曜日1日だけサマーソニック行って来ました。メッセ内は音が悪すぎて良く分かりませんでした。コーネリアスですらダメだった。反面初めて足を踏み入れたビーチステージの海の家的なノリは非常に気に入りました。リッチーサンボラとか反町とか竹之内とか出たらサイコーだ(って、ちょっと古いすか)。それもあってサマソニも悪くないっすね、と思った次第です。


THE POLYPHONIC SPREE@SONIIC STAGE
かれこれライブ見るの3回目です。衣装は変わったけどやってることは変わんなくて、あんまりグッと来ず。CD聴いたときにも思ったんですが少し音楽性が停滞してる印象。このテの人数の多いバンドってもう正直食傷気味なんだよな・・、などと思いながら聴いてました(今思えば結構寝起きだったので周りの若いテンションについて行けなかっただけ、という説もありますが)。最後の方のNIRVANA「リチウム」のハッピーなカバーは驚きました。メッセ、今年も音が悪い。


BRETT ANDERSON@SONIIC STAGE
1曲目、あまりにUK正統派ロックの流れを汲むギターの音に一緒に見てた後輩と顔を見合わせニンマリ。Suedeの曲のやってた?アクションもクネクネしてて感激&もう全然客もサビとか歌わないんだけどお構い無しに曲中度々「Singing!」って煽ってて、やっぱブレットはスターだった!と思った次第。音が悪い。


BRIGHT EYES@SONIIC STAGE
一番楽しみにしてたんですが音が悪い&演奏が短い、で消化不良です。まずボーカルの音が致命的に悪い。例えて言うなら殆ど東京ドームにいるような音響でした。これはクリエイティブマンさんに何とかして欲しいっす。弦と管を含む総勢12人のバンドの音は文句なし。各々が非常にクオリティの高い演奏をしてました。でその上でコナー(髪が伸びてた!)は多分ちょっと酔っ払ってるような感じで割りとヤケクソな演奏してて最新アルバムのトーンとは違いヒリヒリした雰囲気をかもし出してました。ライアン・アダムスが乗り移ったか?そういった意味では真中くらいにやった「Calender Hung Itself」(この曲凄く好き)のハマリっぷりは素晴らしかったです。(「速い曲楽しい?僕もやるのは好きだよ」と言ってました、多分)もしかしたらMC多かったので機嫌良かったのかもしれません。なんとも評価に困るライブでした。何にせよ、ただ1つ言えることは「単独公演やってくれろ」ということでした。


MANIC STREET PREACHERS@MARINE STAGE
ブライト・アイズでのモヤモヤを吹き飛ばしてくれたのが、「僕のバイトしていた熊手職人のおっさんにそっくりなシンガー」ジェームス擁するマニックスでした。見た目は完璧ブルーワーカーのおっちゃんなのに相変わらず歌うめーなー。「If You Tolerate This Your Children Will Be Next」と「Design for Life」はしっかり歌わせていただきました。メッセよりマリンの方が音が良い。風で流れるけど。


SEAN LENNON@BEACH STAGE
初めて来たけどビーチステージ、海の家とかあって雰囲気いいっすねー。確実にチケット持ってないヤツまで入ってる感じがいいです。
ジャミロクワイのキャッチで「ジョン・レノンのハートとスティービー・ワンダーの声を持つ男」というのがあったけど、ショーンは差し詰め、ジョン・レノンの顔とエリオット・スミスの声を持つ男といったところですなね。音楽もメランコリックなんだけどそれが割りと疾走感のある展開をして行くといったもので、ほんとエリオット・スミス!サワヤカに悲しみのロックを鳴らしていました。素晴らしい。
だけどそんな音楽性に対してMCが「カメンライダー、ダイスキー」「ウルトラマンモスキー」だったからね 笑。海の横というロケーションも相まって非常に和みました。うーん、とても好きになってしまいそうだぞ。


THE CORNELIUS GROUP@SONIIC STAGE
相変わらず映像とリンクした視覚的なステージを展開。映像と合わせるようにするにはホント、ドラマーとか気が狂いそうになるんじゃないかなー。うーん凄いなー。でも音が悪いなー。コーネリアスをもってしてもダメですか。


UNKLE@DANCE STAGE
俺の青春ジェームス・ラヴェル。CDラウドなゴスロックって感じでカッコ良かったので期待してたら、致命的に音圧不足でどうしようかと思った・・。これ系の音でこの仕打ちは。。。うーん、メッセはダメダメだ。ギターの音殆ど聴こえないので遠目から見てると激しく弾いてるギタリストはパントマイムのようだったよ・・・。


yanokami(矢野顕子×レイ・ハラカミ)@BEACH STAGE
実はそれぞれソロで演奏した方が良いんじゃないか・・・、という野暮は言いっこ無し。このユニットはその軽妙なトーク〜その流れで曲、という楽しみ方こそ本分なんじゃないでしょうか。そういった意味ではハラカミさん(ボケ担当)との相性は抜群でそれだけでお金取れるんじゃないかと思ったほど。個人的には矢野あっちゃんがピアノを弾かずトラックのみで歌った例えば「終わりの季節」(絶品!即死級)や「バラの花」なんかが良かったです(それくらいハラカミさんのトラックは完成度が高かった。今回の発見)。空を見れば星と飛行機の点滅、そして予想以上に海が似合って最後まで揺れながら気持ちよく見てました。


ヤノカミ終わってメッセの方へ行くバス(便利)を待ってたら花火がドーン。かなりの火薬量で壮観でした。これ見ながら、結構、来て良かったなー、と思った僕なのでした(帰りの電車は地獄だったけどね)。