ラカトシュ・アンサンブル@横須賀

RyoTheLukewater2007-03-22

3/21、「ジプシー」ヴァイオリニスト、ラカトシュのコンサートを観に横須賀へ。

初めて降りました、横須賀。遠かった。僕の中では『特攻の拓ロクサーヌ緋崎なんですけど。しかし、会場の客層は非常に年齢層高めでとても混んでいた。これが「のだめ」効果なのか。

さて、ラカトシュ・アンサンブルですが、これは素晴らしかった。超絶技巧+スピード感+東欧系哀愁メロディが迫ってくる超高性能のダンスミュージック。座席が無ければ円を描いて踊りだしたかった、けど人の目もあるから止めました。
編成はラカトシュ(ヴァイオリン)+第2ヴァイオリン+コントラバス+ピアノ+ギター+ツィンバロン(チェンバロもしくは大正琴のような音のする箱型弦打楽器)の6人。
演奏はクラシックというよりハードバップ的に見えて、ラカトシュは勿論ですが、ツィンバロンが特に即興的。しかも高速でバチを捌く手はまるで回ってる扇風機の羽のようだった。

ラカトシュその人は+カイゼル髭葉加瀬太郎もしくはイングウェイ・J・マルムスティーンのような怪しい風体の大男なんだけど、アンビリーバボーな高速フレーズをかるーくこなしてしまうその姿に、最後にはカッチョ良く見えてしまいました。

演奏曲も自作曲から「屋根の上のヴァイオリン弾き」「ゴッドファーザーのテーマ」の様な映画音楽、はたまたブラームスの「ハンガリー舞曲」などバラエティに富んでいて、さらに途中ユダヤの女性歌手が登場し「ジューイッシュとジプシーが出会った時、音楽で会話するの」と言って2曲(内1曲タンゴになってた)は披露したりと盛り沢山で、飽きずに2時間楽しめました。

あと特筆すべき点としては、アンコール1曲目が「さくらさくら」だったってことですかね。なんで?季節柄?

終演後CDを買った人向けにサイン会があって、すごく欲しかったけど(どちらかといえば一緒に写真を欲しい)、お金が無くて断念。だって交通費が意外と高かったんだもん。

[rakuten:book:11775946:detail]