カフカの『アメリカ』

あれ?これカフカ?というのが率直な感想。
ヨーロッパからアメリカに渡った清廉潔白・純粋無垢な主人公は降りかかかる状況を(ほとんど)全てそのまま受け入れる。
その設定はカフカぽいか。虫になったり、気が付いたら死んでた、なんてことはないけれど。
富樫義博HUNTER×HUNTER』的に言えば、グリーンアイランド中でビスケがゴンに感じるような、「純粋無垢がゆえの危うさ」にハラハラしてしまうのでした。親か!

アメリカ (角川文庫)

アメリカ (角川文庫)


それにしても、「メガマック」は、肉の味しかしない。