アルティメットバンド漫画
今日の朝乗っていた国内線飛行機が墜落するという夢で目が覚めました。何だか知らないけど巨大な電柱のようなものにぶつかって自分と逆サイの人は体が吹っ飛んでいった。なんと不吉な。
これはこないだビジネスジャンプでやってる『爆麗音』(バクレオン)を読み返してしまったせいなのかしら。原作は中学時代のバイブル『特攻の拓』の佐木 飛朗斗!このマンガでバイクとギターのウンチクを憶えました(ややホント)。これ読んでると横浜長者町とかどんだけ荒んでんだよとか思ってたけど実際はそうでもなくてホッとしました。
『特攻の拓』の中盤、天羽“セロニアス”時貞が自宅の壁に描いてあるジミ・ヘンドリックスを指して「俺が超えたい六本の弦(と書いて「いと」と読む)の化物」と呼ぶのだけど、『爆麗音』はまさにこのイメージを主軸に置いた超絶バンド格闘マンガなのです。
ここで冒頭の話と繋がるけど準主役である元族の印南烈君という義指のピアニストがいて彼が交通事故で指を失うシーンがなかなかに強烈でそこが残ってたんじゃないかな。主人公達の演奏する音楽描写もさすがに佐木先生、バッハとリターン・トゥ・フォーエバーが同時に鳴らされたかと思うとそこに主人公(設定的には「拓」とほぼ同系)が奏でる宇宙を感じさせるギター(セロニアスの新世界交響楽を彷彿とさせます)と今NYで売り出し中のラップデュオのMCが乗っかるという炸裂っぷり。作中に出てくる音を聴いてみたい度で言えばハロルド作石『BECK』を遥かに上回ってますよ、マジで。ちなみに舞台はお馴染み横浜界隈で「デモンズバー」とか出てきて『特攻』ファンはニヤリとさせられます。作画がちょっと好みじゃないけど『ヒストリエ』や『ナチュン』『宇宙兄弟』『capeta』なんかと並び今一押しのマンガです。続きが楽しみ。
集英社のHPで「魍魎」武丸の様な風貌の佐木先生がバッハを弾いてる 驚。とりあえず必見ですぜ。
- 作者: 山田秋太郎,佐木飛朗斗
- 出版社/メーカー: 集英社
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