三茶でチャチャチャ

ふーようやくオンラインのフジロック早割り申し込み完了。まあどうせハズレるんでしょうな。結局毎年パルコ前に並んでます。今回eplusと@ぴあどちらも申し込んだんですが、こうなってくるとID管理が煩雑で面倒くさいですな。早くOpenID広まらないかなあ。

メモるのが遅くなりましたが、こないだの金曜graceful tone vol.1 @三軒茶屋Grapefruit moonに行ってきました。狭い店内がパンパンでした。バーカウンターで瓶ビールを頼んだら700円と言われて高いなーと思ってたら、ハートランドの中瓶を渡されてビックリしました。ライブを見てる間でも瓶の存在感(重さ)が凄かった。


phallsor
今回のイベント主催者がトップ。ファルサーと読みます。開始に間に合わなかったので最後2曲ぐらいだけだったけど、かなりカッコ良かった。
タイトなドラムと意外にもグルーヴィなベースが難しそーなリズムをバシバシ決めてく上に現代音楽やドローンを通過したようなエレクトロニクスが絡み合い脳を揺さぶります。ザヌビルバッハとダブ・セクステット(+α)が混ざった様な。。


町田良夫+山本達久
エレクトリックスチールパンて面白いですね。でスティールパンのイメージとはかけ離れた演奏。最後の曲、山本さんがスティックを菜箸みたいな細い棒→ブラシ→通常のスティックと変え段々と音量を上げていった3曲目が町田さんのメロディを奏でそうで奏でないエレクトリックスティールパンの音色と相まってジスモンチ的音のシャワーといった様相を呈してて凄く気持ちよかったなー。音を浴びているかのような気持ち。(←しかし語彙が無いなー俺)


Suicidal 10cc中原昌也ジム・オルーク
ジムさんはアナログシンセでビヨビヨ〜ンていうパルス音とテルミン的な音で、中原さんはMTRみたいなやつでノイズ+マイクだけっていうシンプルなセットだったんだけど予想以上なライブでした。凄かったな〜、ジムさんの真面目っぷりと
中原さんの醒めっぷりの対比が。不恰好なカエル飛びジャンプでウォーっていう叫びを聞いたあとも感想は変わりません。ノイズと叫び、っていうある種原始的な音楽でともすると退屈になってしまいそうなんだけど、それを音楽というかエンターテインメントとして成立させてしまうっていうところに二人の自力、を見た気がしました。面白いユニットです。


ECD
サンプラー+MPCでトラックを生?演奏するまさに“弾き”語りなスタイル。ピラミッド底辺に転がってるモチーフを使いつつもキャッチーでしかも突き抜けた強さがあるリリック。同じ様なネタで詞を書くCnadleやAri1010聴くと思う、70年代フォークに通じるようなある種の悲惨さ、っていうか寒さを感じなかった。これは開き直りか年の功か自信なのか分からないけど。イリシットツボイさんとのコンビもいいけどよりダイレクトにECD節が伝わるこのスタイル、いいですね〜また観たい。


4者4様で面白いイベントでした。Vol.1と付いているからには第2回もあるんですよね。主催者様に期待しています。あと帰りに寄った三宿通り沿いにある「えびす屋」というモツ焼き屋が味とか全てにおいて緩くていい感じでした。